入れ歯治療 2
- 2022年9月29日
- 入れ歯治療
長居公園通りとくだ歯科 院長の徳田です。
先日、「入れ歯が外れやすい」という症状の患者様が来院されました。
患者様は「食事をしていると入れ歯が動いてしまい、入れ歯と歯茎の間に食べ物が入り、痛くて食事ができない。部分入れ歯の金具(歯に引っ掛けているワイヤー)を曲げて、歯に強く引っかかるようにして欲しい。」とおっしゃっていました。
しかし、口の中を拝見しますと、入れ歯の金具は歯にピッタリとフィットしており、手で入れ歯を外そうとしても簡単には外れません。
では何故入れ歯が外れやすかったかと申しますと、入れ歯が大き過ぎたのです。
口の中には、動く粘膜と動かない粘膜があります。
入れ歯は動かない粘膜の上に乗せた方が安定します。
この患者様の入れ歯はとても大きく、動く粘膜の上に乗せる形になっておりましたので、食事で口を動かすたびに、入れ歯は動いてしまっていたのです。
入れ歯の形を小さく修正すると、口を動かしても入れ歯が外れなくなりました。
入れ歯の形は大きすぎると、この患者様のように口を動かすたびに入れ歯が動いてしまいます。
逆に入れ歯の形が小さ過ぎると、耐圧面積が小さいため、噛むたびに痛みが生じる入れ歯になります。
つまり、入れ歯の形は大き過ぎず、小さ過ぎず、丁度良い形にしなければいけません。
もし、同様の症状でお困りの方がおられましたら、部分入れ歯の金具を調整するだけでは解決しないかもしれません。
一度相談してください。
どうぞよろしくお願いします。
長居公園通りとくだ歯科
院長 徳田