入れ歯

入れ歯治療とは

歯を失った部分を補い、噛む機能を回復させる治療です。入れ歯には「部分入れ歯」(一部の歯が残っている場合)と「総入れ歯」(すべての歯を失った場合)があり、それぞれ設計や装着の仕組みが異なります。
当院の院長は大阪大学大学院の補綴科で被せ物・入れ歯・インプラントを専門的に学び、噛み合わせを重視した入れ歯設計を行っています。「今の入れ歯が合わない」「噛みにくい」「金具が目立つ」「以前は問題なかったのに合わなくなってきた」とお感じの方も、「長居公園通り とくだ歯科・矯正歯科」にご相談ください。

合わない入れ歯のお悩みと原因

入れ歯に関するお悩みの多くは「ずれる」「食事中に動く」「痛みが出る」「金具が目立つ」です。こうした問題の原因は多岐にわたります。歯茎の形は時間とともに変化するため、以前はよく合っていた入れ歯でも、数年後にはフィット感が失われることがあります。
他にも、噛み合わせのバランスが崩れている、入れ歯の設計がそもそも合っていない、残っている歯の状態が変化したなどが原因として挙げられます。単に作り直すだけでは同じ問題が繰り返されることもあるため、当院では作り直す前に噛み合わせと歯茎の状態を総合的に確認し、根本の原因にアプローチします。

部分入れ歯と総入れ歯

部分入れ歯歯が一部残っている場合に使用。残っている歯を支えとして使うため、設計が残存歯の寿命を左右します。当院では金具だけに頼らず、歯茎全体で力を分散する設計を意識し、残存歯の負担を抑えます。
総入れ歯すべての歯を失った場合に使用。歯茎と粘膜の吸着力で安定するため、歯茎の形に正確に合わせる必要があります。当院では治療用の仮入れ歯で噛み心地・噛み合わせを確認したうえで本製作に進む工程を取り入れています。

入れ歯治療の症例紹介

ご来院のきっかけ

「10年以上前に作った入れ歯を、そのまま使い続けていました。」
69歳の男性の患者様は、噛みにくさを感じながらも「入れ歯とはこんなもの」と思い、長い間歯科医院から足が遠のいていたそうです。ある日、偶然当院の前を車で通りかかり、看板を目にして「今度こそ、ちゃんと作り直そう」と決意されました。
ご来院時の入れ歯は着色と摩耗が進み、噛み合わせも合っていない状態。まずは治療用の入れ歯で噛み心地を確かめながら、半年ほどかけて本製作へと進めていきました。

治療の経過

Before(初診時)

10年以上使用された入れ歯。人工歯のすり減りと着色が進み、噛み合わせが合わなくなっていました。入れ歯に頼る部分が増えたことで、噛む力のバランスも崩れやすい状態でした。

仮の入れ歯で調整

本製作の前に、仮の入れ歯を装着。噛み心地や違和感、見た目の印象を確認しながら、噛み合わせと歯ぐきへの当たりを細かく調整していきます。この段階でしっかり噛める状態をつくることが、最終的な入れ歯の完成度につながります。

After(完成)

調整した噛み合わせをもとに、上顎は金属床の総入れ歯を製作。しっかり噛めて、見た目も自然な仕上がりになりました。

完成した入れ歯

完成した上下の総入れ歯です。歯ぐき部分には「キャラクタライズ」と呼ばれる加工を施し、血管の透け感や色のグラデーションまで再現しています。
一様なピンク色ではなく、本物の歯ぐきに近い自然な見た目に仕上がるため、お口を開けたときにも入れ歯と気づかれにくいのが特長です。

上顎の入れ歯は、口蓋(上あごの内側)にあたる部分を薄い金属で製作する「金属床義歯」です。プラスチックのみの入れ歯に比べて薄く作れるため違和感が少なく、食べ物の温度が伝わりやすいのが特長です。
たわみにくく割れにくいため、長く安定してお使いいただけます。

症例詳細

Before

After

患者様69歳 男性
主訴10年以上入れ歯を放置しており、噛みにくい
治療期間約半年
治療内容総入れ歯(金属床義歯)の製作
歯ぐきのキャラクタライズ加工
治療費用総入れ歯(金属床義歯) 49万5,000円×2(税込)
歯ぐきのキャラクタライズ加工 11万円×2(税込)
リスク・副作用装着当初の違和感、顎の骨や歯ぐきの変化により定期的な調整が必要になる可能性

定期的なメインテナンスで長く使う

入れ歯は作って終わりではなく、定期的なチェックと調整が長く使うためのポイントです。歯茎の形や噛み合わせは時間とともに変化するため、定期的に確認することで快適な状態を保てます。
特に部分入れ歯は、残っている歯の健康が入れ歯の寿命に直結します。当院では入れ歯の調整に加え、残存歯の虫歯・歯周病チェックや歯茎の状態確認を併せて行います。「入れ歯が少し合わない気がする」という段階で早めにご相談いただくことで、大きな作り直しを避けられるケースも多くあります。